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植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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間伐材・木質バイオマスボイラによる廃熱利用・植物工場によるマンゴー生産も

 新たに設立した那珂川町地域資源活用協同組合では、秋ごろまでに、木質バイオマスボイラの運営会社から熱エネルギーを共同購入し、太陽光利用型植物工場や施設園芸内の暖房に利用しながらマンゴーの生産や室内での陸上養殖によるウナギ生産も検討する。

 

間伐材をエネルギーに-栃木・那珂川町で新事業相次ぐ、マンゴー栽培やウナギ養殖も

酒造業や鮮魚小売業、農家らが間伐材を重油の代替としてエネルギー利用し、地域振興につなげようとするプロジェ クトが栃木県那珂川町で動きだした。関係者らは那珂川町地域資源活用協同組合(那珂川町、小林博理事長=林屋川魚店社長)を設立する。秋頃までに木質バイ オマスボイラの運営会社から熱エネルギーを共同購入し、園芸野菜や果物の生産を始めるほか、間伐材の薪ボイラを利用しウナギの養殖にも着手する。(栃木・ 小野里裕一)


薪ボイラで温水を作る養鰻場。浴槽のようなものは養殖池

 同プロジェクトは県内の大手製材業が那珂川町の建材工場に供給するバイオマスボイラの蒸気を利用する。建材工 場からボイラに戻される「余剰熱」を有効活用するものだ。余剰熱は熱交換器によって温水に変えられ、工場隣接地の農業ハウス内に敷設された配管を通り、ハ ウス内を暖める。


 バイオマスボイラは年間約1万トンの間伐材を使い、重油換算で約250万リットル分のエネルギーを生み出す。同会によると、重油ボイラの30―40%程 度の価格で余剰熱を利用でき、ハウスの加温コストを低減し、冬季のハウス野菜や園芸農業などにコスト競争力が生まれる可能性があるという。
 白相酒造(同、白相淑久社長、0287・96・2015)は2年内をめどに、この施設で生産されたマンゴーやかんきつ類をリキュール類に加工する計画。当初は、既存の商流で販売し、将来的には海外などにも販路を広げたいとしている。
 林屋川魚店(同、小林博社長、0287・96・3222)は、約1億3000万円を投じ、間伐材の薪を燃料とするバイオマスボイラと養鰻施設を建設した。既に、別の実験場で間伐材の熱を利用した養鰻に成功しており、来年にもウナギの本格出荷を見込む。
 養殖施設は八つの養殖池にろ過装置や沈殿槽を備え、汚れた温水を再利用できる最新のシステムを導入した。小林社長によると、水質向上などで従来の約2倍の収穫量が見込まれ、海水魚の養殖にも転用が可能だという。

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