植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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医療・福祉施設向けカーテンリース業のキングランが大分県にて水稲とイチゴの施設栽培へ

医療・福祉施設向けのカーテンリース業を全国的に展開するキングラン(東京都、松原達也社長)は9日、宇佐市赤尾で農業参入すると表明した。イチゴ栽培水稲生産をする。2020年度に計3ヘクタールで約1億円の売り上げを目指す。


 14年10月に子会社のキングラン南国農園大分(榎英行社長)を設立した。イチゴは16年度に30アールで施設栽培を始め、20年度に2ヘクタールまで拡大する。水稲は14年度から栽培を始めており、「豊の国赤尾米」の商標を取得して今年から販売する。
 現在パートを含めて3人の従業員は20年度に15人に増やす。イチゴの農場は一部を観光農園にする。生産物は自社で展開するレストランで使ったり、農協系統で出荷する。
 県庁で締結式があり、是永修治宇佐市長と協定書に調印した。同市出身の松原社長は「宇佐に帰るたびに地域貢献の思いを強くしていた。もうかる農業を実践したい」と話した。
 立会人の広瀬勝貞知事は「水稲は生産者が減っている。いいビジネスモデルをつくってもらいたい。地方創生に向けて多くの人が働いてくれると心強い」と期待した。

 

同社は2014年9月には神奈川県大和市の工場内にLED光電を用いた完全人工光型植物工場ユニットも設置して試験稼働させている。www.oita-press.co.jp

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