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植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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植物工場による結球レタスの量産化・技術開発のために3千万円以上の補助

先月の記事になるが、完全人工光型植物工場による結球レタスの量産化技術について、石川県では約3500万円の補助を行い、技術の確立を目指すという。既に一部の企業が人工光型にて結球レタスの試験生産を行っているが、生産コストの問題から本格販売には至っていない。

日本ではレタスの中でも結球レタスが使用される割合が全体の8割~9割近くを占めており、ビジネスチャンスはあるといわれているが、コスト高が問題とされている。

県補正予算案

 施設内で野菜を育てる植物工場の支援で、県は、丸い形に育つ「結球レタス」栽培の採算性を高める研究への補助として三千五百万円を九月補正予算案に計上した。植物工場で結球レタスを十分な大きさまで育てる期間を短縮し、出荷量の増加を目指す。(福岡範行)

 県などによると、研究は、民間の植物工場「バイテックファーム七尾」(七尾市)の来年四月の操業開始に合わせて県内に造られる研究施設が金沢工業大と連携して行う。

 結球レタスは、葉が開いた形の「リーフレタス」よりも国内の市場規模が大きく、レタス全体の八割ほどを占める。しかし、植物工場では大きな結球レタスを育てることが難しく、栽培は広がっていない。

 バイテックファーム七尾を運営するバイテックグリーンエナジー(東京)の担当者によると、実証試験では大型の結球レタスはできたが、量産化はこれから。研究施設で温度や湿度の管理や種の選び方などを試行錯誤し、短期間で大型に育てる方法を探る。

 植物工場は露地栽培などに比べて天候に左右されず、均質な野菜を安定供給できるのが特徴。レタスは、サラダやサンドイッチなどを作る食品加工会社向けの業務用で需要があると見込んでいる。

 県農業政策課の担当者は「災害で野菜の産地がダメージを受けることもあるが、植物工場はそれがない。地元の雇用を生み出す効果もあり、事業を継続してもらうことが大事だ」と期待を込めた。

 バイテック社は秋田県大館市でも植物工場を運営し、七尾工場は二件目。ビタミンなどの栄養価が高い地元野菜の栽培研究にも取り組むという。石川県内では、別の企業が昨年秋から志賀町で「あずまー植物工場」を操業している。

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