【北斗】水耕栽培の野菜を使った料理教室「アプレの野菜でヘルシーランチ」が、30日午前10時半から北斗市総合文化センター(中野通2)で開かれる。水耕栽培野菜を生産・販売する企業「アプレ」(七飯町東大沼)の主催。料理レシピは、函館の野菜ソムリエたちが考案したもので、サニーレタスや、ホワイトセロリ、大葉、パプリカなどで4品を作る。

 アプレは養液を用いた水耕栽培に取り組んでおり、現在は無農薬でトマトやピーマン、ナス、ホウレン草、ホワイトセロリ、リーフレタス、ブロッコリーなど20~30種類の野菜を生産。函館や札幌の百貨店、レストランに出荷し、インターネットなどでも販売している。水耕栽培野菜の食味は、あっさりとしてえぐみがなく、生で味わうのに向いているという。生育も速いという。

 アプレは野菜PRのため、同社の野菜を使ったレシピを昨年11月から、料理レシピのインターネットサイト「クックパッド」で紹介。また今春、函館の野菜ソムリエらでつくる団体「野菜ソムリエコミュニティ函館」の向山明子さんと交流する機会があり、同団体にレシピを依頼して7月からクックパッドで紹介したところ、ホワイトセロリ料理での閲覧数がトップ10に入った。閲覧はこれまでに1万人を超えたという。

 料理教室では、クックパッドで紹介している4品を作る。「新鮮野菜の生春巻き」は、ホワイトセロリやリーフレタス、大葉、パプリカなど9種の生野菜を味わう。またサニーレタスを使う「ヘルシーお稲荷さん」や「ミニ青梗菜(ちんげんさい)とあさりのスープ」「ホワイトセロリをナスとベーコンで巻いちゃった」は、加熱した野菜を楽しむ。

 野菜ソムリエが調理実演をするほか、参加者の各テーブルでも指導に当たり、最後に試食する。向山さんは「家族で作って、野菜をたっぷりとってもらいたい」とPRし、アプレの高森満さんは「健康、食に興味がある人はぜひ参加してほしい」と話す。

 参加費は千円(持ち帰り用の野菜あり)。定員30人(先着順)。エプロン、三角巾、手ふき、内履き、筆記用具を持参する。申し込みは、22日までにアプレ(電)0800・777・1831へ。(押野友美)

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