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植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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手軽に調理できるカット野菜が人気。植物工場野菜との競合商品となるのか?!

 近年の野菜価格高騰によって、手軽で便利なカット野菜の人気が急増している、という。カット野菜も価格が安定しており、手頃な値段で水洗い等の処理を行っていることから、盛り付けを行えば、そのまま食べることができる。

植物工場野菜は水洗い不要だが、基本的には単品のリーフレタスだけ。カット野菜は、施設によっては水洗いや(場合によっては)次亜塩素などの殺菌を行った後に繰り返し、水洗いしていることから栄養価や安全性について、少し懸念されている消費者も多いようだ。

こうした懸念は最新のカット野菜工場を見れば解消され、消費者にとっては価格や商品のバリエーション、手軽さ等から考えると、植物工場野菜よりメリットが大きいのではないだろうか…。

カット野菜、売れてます 手軽で便利、増産態勢

手軽で便利なカット野菜の需要が増えている。あらかじめ洗って切ったパック詰め野菜は、生食や調理も簡単。購入してすぐ食べられるとあって幅広い年代に支持されている。製造メーカーの売り上げも好調で増産に向けた設備投資も進む。野菜価格の高騰も後押しし、カット野菜市場の拡大は今後もしばらく続きそうだ。

需要が増え、カット野菜の売り場面積も拡大=ひたちなか市内

「いろんな野菜が入っていて、すぐに食べられるから本当に便利」。ひたちなか市堀口の食品スーパー、サンユーストアー堀口店に買い物に訪れた近くの女性(80)は、数種類の野菜の詰め合わせパックを手に取った。女性は息子と2人暮らし。「これなら食べ切れるし、食材を無駄にしなくてもいい」と愛用する理由を語った。

別の女性(84)は、「天候不順の影響もあって最近は野菜全般が高い」と苦笑い。「丸々1個買うなら、値頃感のあるカット野菜を選んでいる」。日立市の会社員女性(38)は「開けてすぐに食べられるのがいい」と調理時間が短縮できるのを喜ぶ。

同社によると、カット野菜はサラダ用などを中心に1〜3人向けの商品を展開。お年寄りや若い女性など幅広い年齢層に支持されているという。同店の売り場担当者は「売り場面積を従来の1・5倍に増やした。品切れにならないよう補充しているが、夕方前に品切れになる商品もある」と作業に追われていた。

■価格高騰
カット野菜の需要が伸びている理由について、同店の商品買い付け担当者(バイヤー)は「女性の社会進出や1人暮らし世帯の増加もあるが、東日本大震災が一つの契機となっていると思う。生活防衛や無駄をなくそうとする消費者意識が働いている」と指摘する。

生鮮野菜の価格高騰も背景にあるとみられる。農林水産省の「食品価格動向調査」(昨年12月28日発表)によると、過去5年間の平均価格と比較し、キャベツやレタス、トマト、ハクサイ、ダイコンの5品目は1キロ当たりの販売価格が21〜64%増に跳ね上がり、家計を直撃している。

先のバイヤーは「カット野菜は食品スーパーに限らず、コンビニエンスストアや外食産業など多くの市場で伸びている。生の野菜価格が下がる要因も特段見当たらず、成長する可能性を秘めている」と話す。

■設備投資
供給する製造メーカーも需要に応えようと、設備投資に踏み切るケースが増えている。生食用では全国3位の生産規模で、スーパーやコンビニ向けに袋詰め商品などを供給する旭物産(水戸市、林正二社長)は、1日当たり25万パックの生産能力を50万パックに増強したカット野菜の新工場を建設した。

同社の業績は、震災以降に伸長。2016年9月期の売上高は過去最高の125億円に上った。林社長は「新たな取引の話も来ているが、増産を求めてきた顧客の要望にきちんと応えたい」と広がりを見せるカット野菜事業にうれしい悲鳴を挙げている。

高齢化社会や人口減少が進む中、林社長は「食べ切りサイズや手軽に調理できるカット野菜の需要は今後しばらくは期待できる」と見通す。他社との競争や差別化に向けて、加熱済みや味付けした付加価値商品の展開も視野に入れる。

【茨城新聞】カット野菜、売れてます 手軽で便利、増産態勢

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