植物工場日記 Plantfactory’s Diary

植物工場・施設園芸・農業ビジネスなど、国内外の様々なニュースを紹介しております

日本企業による中国への植物工場進出について

 昨年末にも報じられており、既に記事を紹介しておりますが、センコン物流による太陽光利用型植物工場による中国・大連市への進出状況についてです。 plantfactory.hatenablog.com

 センコン物流は2017年夏にも中国・大連で大規模野菜工場を稼働する。現地で立ち上げた合弁会社を通じ、レタスなど葉物を中心とした無農薬野菜を生産。今秋ごろから現地のスーパーやレストランに出荷し、富裕層向け市場を開拓する。農業は同社が進める事業多角化の一環で、海外進出は初めて。将来はマカオなど他地域での展開も目指す。

 無農薬野菜の新工場は中国東北部、大連市の旅順に建設する。敷地面積1万3000平方メートルで、まず1000平方メートル程度のビニールハウス工場を1棟建てる。設備を含め1棟あたり2000万円程度の投資を見込む。品種はレタスなどの葉物野菜が中心となる見通し。

 事業は16年7月に農業参入のため現地の企業と立ち上げた合弁会社が担う。すでに小規模なビニールハウスを建て、グリーンレタスやホウレンソウなどを試験的に栽培、現在はサンプル品として営業に活用している。

 新工場で野菜は今秋ごろの収穫を目指し、現地のスーパーやレストランなどを中心に販売する。価格は現地の高級スーパーに置かれている野菜の1.5~2倍程度に設定。野菜の売り上げが軌道に乗ればビニールハウスを複数棟に増やす。

センコン物流、中国・大連に大規模野菜工場 富裕層を開拓 :日本経済新聞

© Copyright 植物工場日記 Plantfactory’s Diary All rights reserved.