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完全人工光型植物工場が稼働する佐賀市の廃校の売却について住民反対によって凍結

 佐賀市、旧富士南小学校を活用して完全人工光型植物工場を運営するアルミスが、市の売却提案に対して手を上げていたが、住民などの反対による売却プランが凍結されたようだ。今後は住民への説明と、納得のいく活用プランを追加することで売却手続きも進みそうな印象は受けるが、今後の状況を見守っていきたい。

 佐賀市は、年度内に予定していた鳥栖市の企業への旧富士南小学校跡地売却を凍結した。市は「売却する方針は変わっていないが、地元から反対があった。売却は当面延期する」と説明している。

 売却予定地は、富士町内野の約1万8千平方メートルと校舎2棟。鳥栖市のアルミ製農業資材製造「アルミス」が2005年度から有償で賃借し、校舎の一部は植物工場として稼働している。同社は、耐震工事や火災報知器の設置など長期使用を見込んで投資し、購入を申し出ていた。

 市の昨年度賃借収入は126万円。昨年9月、3840万円で売却する方針を示していた。

 市は、11月に地元自治会に方針を説明した。出席者によると、地元からは住民が利用できる形での活用を望む声が上がったほか、地元説明がないまま売却方針が決まったことに反発する意見が上がったという。

 市財産活用課は「市として独自に活用する見込みはない。企業からは今も購入の申し出があり、地元に引き続き理解を求めていきたい」としている。

佐賀市、旧富士南小跡の売却を凍結|佐賀新聞LiVE

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