現状では完全人工光型植物工場を農地の上に建設ができないために農地の転用が必要である。昨年も政府が規制緩和を行うニュースが挙がっていたが、特に大きな動きはないようだ。そうした中で、以下のニュースのように閉鎖型の生産施設を農地の上に設置するプランが承認される見通し。
どういった設備なのか、現状では分からないが、実験的に認められるのは規制緩和が実施しやすい農業特区が最適だろう。
政府は10日、国家戦略特区の合同区域会議を開き、特区の兵庫県養父市で企業が農地を取得できる特例について、遊休農地に小規模な屋内野菜生産場を設ける住環境システム協同組合(養父市)の事業計画を新たに決めた。近くある諮問会議で正式に認定される見込み。
同組合は、送風装置などを備えたカプセル型の密閉空間でレタスなどを水耕栽培し販売する実証拠点づくりを計画。生産場を市内の企業や農家などに普及させ、同組合が集出荷するビジネスモデルの構築を目指す。
特例の認定は4件目。いずれも同市に本社を置く兵庫ナカバヤシ▽Amnak(アムナック)▽やぶの花-が農地を取得している。