太陽光・完全人工光型であっても、植物工場の培地には葉野菜ならウレタンスポンジ培地、トマトやイチゴにはロックウール等が使用されていることが多いが、以下の記事ように古着をリサイクルして製造したポリエステル培地が福島の方で実証実験をスタートしたようだ。保水性やpH/ECなどの安定性など、他培地と比較して、どのような特徴や機能があるのか分かりませんが、興味はあります。
古着などをリサイクルして作られ、スポンジのような手触りの「ポリエステル培地」を使い園芸農業に取り組むため、川俣町で「ポリエステル培地活用推進組合」が5日までに、発足した。組合員は11人。町によると、ポリエステル培地に特化した組合発足は県内初という。
ポリエステル培地を活用した園芸農業は、土を使わずに液肥で作物を栽培する。土壌汚染とは無縁で風評の影響を受けにくい。加えて、肥料の調整など育成をコントロールしやすく、連作障害も起きにくいなどの利点がある。
同町で復興支援活動を続けている近畿大(大阪府)がポリエステル培地を使った園芸農業を紹介。同町内で花卉(かき)の実証栽培を続けており、組合発足のきっかけとなった。