植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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石川県にバイテックHDが2カ所目の植物工場を建設。日産1万株以上の大規模施設

 バイテックHDが石川県に2カ所目の完全人工光型植物工場を建設する。フリルレタスを年間500万トンを予定しており、日産に計算すると1.4~1.5万株の生産規模となり、国内でも大規模に分類される植物工場となる。補助金も活用しており、自治体から約7億円弱の支援を受ける、という。

 

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電子機器販売や発電などの事業を展開する東証一部上場のバイテックホールディングス(東京)の今野邦広会長兼社長が二十一日、県庁を訪れ、谷本正憲知事に中能登町への植物工場の設置を正式に表明した。(中平雄大)

 傘下のバイテックグリーンエナジー(東京)と七尾市内の農家らが出資した農業生産法人「バイテックファーム七尾」が今夏に着工し、来年春の操業を目指す。工場ではフリルレタスを年間約五百トン生産。地元スーパーのほか、関西を中心に首都圏へも出荷する。パートを含めて三十~四十人の雇用を見込む。

 同社は既に七尾市内でもレタスの植物工場を建設中で、今夏の操業開始を予定。中能登工場は県内二カ所目となる。関西、関東へのアクセスが有利な立地条件に加え、電気代の安さも進出の決め手になったという。別の企業が志賀町内で操業中の「あずまー植物工場」とも連携し、共同配送による物流の効率化を図る。

 県の支援も手厚く、二〇一六年度の第一次三月補正予算案では中能登工場の初期投資への支援に六億七千七百万円を計上している。

 今野会長は取材に「三年後には日本一の植物工場になる。その中核地が石川県。できれば第三、第四も」と話し、さらなる進出の構想があることも示唆した。谷本知事は「七尾工場が完成していない時期での決断に敬意を表したい。安全安心なレタスを市場に投入してほしい」と話した。

日本一の植物工場へ 県内2カ所目 中能登町参入、知事に表明:石川:中日新聞(CHUNICHI Web)

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