植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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新潟にてデータセンター排熱を利用した植物工場がスタート

 北海道では、データセンター棟にIT企業2社が設置するコンピューターサーバー計174台を置き、併設する太陽光利用型植物工場ハウスでは、ホウレンソウなど約2400株の栽培とアワビの養殖を行う実験が行われているが、新潟でもデータセンター排熱を活用した植物工場の事業化がスタートする。

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データドック(宇佐美浩一社長)は2月27日、「新潟・長岡データセンター」の建設を開始すると発表した。センターは建設規模が500ラック規模で着工は3月7日、竣工は10月末を予定している。将来的には、1500ラック規模の第2期棟の増設が可能な拡張性に優れたデータセンターと位置づけており、世界最高水準のファシリティと最新の空調技術の採用でIT機器集積率・電源供給量・サービス提供価格で高い競争力を実現する計画だ。

 センターは、1ラックあたりの提供電力は最大30kVAで、床耐荷重は3.0t/m2。バックボーンは新潟-東京間は100Gbps、新潟-大阪間は10Gbpsを確保する。主要IX・ISP、クラウドサービスへの接続に対応し、ネットワーク運営にはSD-WANを採用する。空調方式は、雪と外気を活用したハイブリッド冷房システムを採用。年間を通じて機械冷房をほぼ使用しない設計となっている。また、敷地内に植物工場を併設し、データセンターから排出される熱を植物工場に活用する。データセンター排熱を活用した植物工場の事業化は世界初(同社調べ)となる

データドックが長岡データセンターを建設、竣工は10月末に | BCN Bizline

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