植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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植物工場によるレタスも、大規模・自動化にて生産される時代へ

 リーフレタス換算にて、日産2万1千株の完全人工光型植物工場を運営するスプレッドが、3万株の植物工場施設の建設に着工した。既に同社の施設レベルは世界最大規模だが、今度はさらに大規模施設にて、重要な生産工程は自動化システムが導入され、人件費や電気代(LED光源に切り替え)を大幅に削減したものとなっている。

スプレッド、自動化システムを導入した世界最大規模の植物工場が着工

  リーフレタスにて日産2万1千株の生産規模を持つ完全人工光型植物工場を運営する株式会社スプレッドは、京都府木津川市にて、次世代型植物工場「テクノファームけいはんな」を着工した。

新たな施設は2017年末の完成を予定しており、単一のレタス工場としては世界最大級の生産能力(日産3万株)を持ち、栽培工程の自動化を実現した植物工場となる。

 スプレッドは、2007年から植物工場の「亀岡プラント」(京都府亀岡市)を運営。日産2万1千株のレタス生産を行い、『ベジタス』ブランドで全国約2,200店舗のスーパーマーケット・小売店で販売してきました。

2013年には、植物工場事業では困難と言われた黒字化を達成。そして2014年より、これまで培ったノウハウを生かし、グローバル展開を見据えた次世代型植物工場『Techno Farm(TM)』の開発を進めてきました。

『Techno Farm(TM)』では、「低コスト」「環境対応」「グローバル展開」をテーマに、国内の設備機器メーカーと共同で自動化栽培や水のリサイクル技術、環境制御技術、植物工場専用LED照明開発やIoT技術のイノベーションを実現。オペレーションコストの削減と環境負荷の軽減に成功しました。

『Techno Farm(TM)』の世界第1工場となる「テクノファームけいはんな」は、2017年12月の完成、2018年以降の稼動を予定。
日産3万株のレタスを生産し、『ベジタス』ブランドとして全国に出荷します。さらに、研究開発に特化した施設も設置します。

innoplex.org

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