植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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水耕栽培での人工光源(1)

高圧ナトリウムランプ

HPS (high pressure sodium) bulbs emit yellow light and can be used for the reproductive stages of growth and to supplement other grow lights.

If they are the sole light source as the plants are sprouting and growing, the plants will be pale in color and very unhealthy.

HPS bulbs give off a lot of heat, causing plants to grow tall and "leggy" if used alone.

 

高圧ナトリウムランプ(HPS)は黄色い光で、植物の生殖成長段階や、他の光源との併用・補光用として利用されることが一般的である。完全人工光型の水耕栽培で、発芽~収穫までの全てを高圧ナトリウムランプ(HPS)で栽培した場合、徒長ぎみの植物ができる場合も多く見受けられる。

また大きな熱を発することも特徴の一つであり、植物に対して近接して光源を設置することができない。

日本では90年代、キューピーが稼働させた完全人工光型植物工場(現在も稼働中)にて、照明との間に大きなスペースをつくり、三角パネル式(TSファーム)の栽培施設を建設したが、この施設には高圧ナトリウムランプ(HPS)が採用された。

現在では日本や海外でも、高圧ナトリウムランプ(HPS)を採用する完全人工光型植物工場はゼロに等しい。新設する施設のほとんどが蛍光灯かLED光源を採用している。ただし例外として、米国の多くの州で法的に認められている医療用大麻の完全人工光型植物工場(水耕栽培)では一部、高圧ナトリウムランプ(HPS)が採用されている。

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pic: キューピー社の植物工場(TSファーム)

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