大日本印刷株式会社は、温室やハウスなどで園芸作物を栽培する際に、光の反射性に優れ、高い通水性と防汚性を持たせたシートを通路に敷くことで作物の成長を促進させる「DNP農業フィルム(反射保湿フィルム)通水用」を開発しま した。栽培育成用に開発したDNP農業用フィルム(反射保湿フィルム)とともに、2015年4月中旬に発売します。
通路用の当フィルムは、高い光反射性を持ち農作物の光合成を促進させるとともに、高い通水性から通路に水たまりが発生するのを防止します。また、一般の防草シートに比べ汚れにくいため、反射の機能を長期にわたって維持することができます。
【実証試験例】
・オランダ型ハウス「トマト」「イチゴ」にて実栽培評価中(福島県他)
・土耕養液栽培での実栽培評価中「トマト」「イチゴ」(千葉県他)
・土耕ハウス「ブドウ」「ブルーベリー」にて実栽培評価中(中国)
<今後の展開>
DNPは、栽培育成用のDNP農業用フィルム(反射保湿フィルム)と、今回開発した当製品を、国内および海外の施設園芸、植物工場向けに販売し、年間20億円の売上を目指します。