植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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植物工場によるイチゴの栽培

 国内での施設園芸や植物工場などの環境制御技術を活用した農業で、市場規模が大きい作物はトマトやイチゴ、レタスといった品目になるだろう。特に完全人工光型植物工場の場合、基本は葉野菜がメインとなっているが、販売単価は低く、赤字企業も多いようだ。

こうした中で、付加価値作物としてイチゴの人工光栽培に注目が集まっている。既に、複数の企業が少量ではあるものの植物工場にて生産したイチゴが市場で販売されている。以下、注目の企業を紹介しておく。

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LED植物工場による大粒イチゴの販売をスタート(いちごカンパニー)

 いちごカンパニーは、LEDを使った植物工場で栽培したイチゴの販売を12月からスタートさせます。高糖度のジューシーな大粒イチゴを実現しただけではなく、今まで出来なかった夏秋期の栽培を可能にしました。

今までにない大きさと甘さの両立、そして香りを実現しました。蓋を開けた瞬間に広がるイチゴ本来が持つ、爽やかな香りとそのジューシーさを高いレベルで実現し、『とろける香りいちご』として、販売をスタートします。

そのとろける柔らかさと豊な香りが特徴のイチゴを、専用の宙吊り式のパッケージ〔特許 申請中〕で、お手元に届けます。

一年中栽培が可能になったイチゴにより、お中元やお歳暮などの贈り物などにもご利用いただけます。

このいちごは、温湿度・CO2濃度等の自動制御システムを通して栽培管理されており、自然界では不安定な天候を安定化させることによって、最高レベルの栽 培結果を実現しており、最高糖度は17度を超えるものもあります。病害虫発生をコントロールすることにも成功し、洗わずにそのまま食べられる安心・安全の いちごを可能にしました。

栽培システムは、農業未経験者でも3ヶ月ほどの研修で、イチゴ栽培に乗り出すことが可能なもので、気候に左右されないことが最大特徴である閉鎖型植物工場でのいちご栽培の実用化は、都市圏での栽培にとどまらず、海外輸出といった将来性も期待されます。

希望小売価格:レギュラーサイズ(2L) 500円/個、プレミアムサイズ(3L)700円/個
それぞれ4個、12個パックのセット販売(送料別)となっております。

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