廃校を利用した小規模な植物工場にてイチゴの人工光栽培を行っているいちごカンパニー社について、過去にも紹介したが、改めて整理しておく。高糖度であるとはいえ、1粒500円の価格では贈呈用や一部のお客さんしか購入しないのではないだろうか。
技術力のある農家でも、イチゴの栽培管理によって高糖度や粒を大きくすることはできるが、その分、収量は極端に落ちる。一般のハウス栽培農家の多くが、そこまで高値で販売できないと考えており、糖度や食味と収量のバランスを考えながら、イチゴの栽培管理を行っている。
もちろん、イチゴは、ブランディングやマーケティング次第で、高値での販売も可能となるが、国内だけでなく海外市場も狙った事業でない限り、市場が小さい気がする。