Middle-East-Market
農業分野への投資を積極的に進めるUAEだが、自国内の農家への支援や農業インフラ整備、さらには関連する統計データ調査などが、しっかり実施されていない状況もある。
食料を輸入に大きく依存する中東・GCC諸国は、各国が独自に投資ファンドを設立し、農業分野への投資を行っているケースもあれば、中東諸国が共同でファンドを設立する場合もある。
サウジアラビアの農産品・農業技術市場は、中東で最大の規模を維持し続けており年率8%の伸び率で拡大している。サウジアラビアの2008年の農産品の輸入額は、2008年に比べて42%増の255億サウジ・リアル(SA、約68億ドル)に達した。
植物工場の海外輸出を検討する際、ターゲットの一つとして挙がるのが中東諸国である。例えば、サウジアラビアは中東諸国(GCC)の中でも生鮮食品(野菜など)を多く食べる国の一つである。