先日はJR西日本によるサバの陸上養殖についての記事を紹介したが、今回は近畿大学による養殖魚「キンダイ」と「ブリヒラ」について。
近畿大、12日から養殖魚「キンダイ」と「ブリヒラ」を専門料理店で提供
近畿大学は10日、研究成果である養殖魚「キンダイ=写真」と「ブリヒラ」を、大阪と東京に出店している養殖魚 専門料理店「近畿大学水産研究所」で12日から提供すると発表した。キンダイはイシダイの雌とイシガキダイの雄、ブリヒラはブリの雌とヒラマサの雄の交雑 魚で、同大学が開発した。
味や食感、成長速度などで2種類の魚の良い点を兼ね備えているとしている。店舗ではそれぞれ刺し身で提供する。消費税抜き価格はキンダイが800円、ブリヒラが850円。ディナーのみの提供で、期間や数量は限定しない。
同大学は完全養殖によるクロマグロを生産・販売しているほか、マダイ雌とチダイ雄を交雑したマチダイといった交雑種の作出にも取り組んでいる。