植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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生鮮野菜への機能性表示食品が認可、植物工場野菜の市場拡大にも寄与

消費者庁は8日、初の生鮮食品2製品を含む機能性表示食品4製品の届出情報を公表した。今年4月の制度開始後、サプリメントを含め70件超の加工食品が受 理されたが、生鮮食品では初めて。生鮮食品については、三ヶ日町農業協同組合の生鮮食品『三ヶ日みかん』(関与成分:β‐クリプトキサンチン)、(株)サ ラダコスモの『大豆イソフラボン子大豆もやし』(同:大豆イソフラボン)の2商品となる。

生鮮野菜への機能性表示食品が認可、植物工場野菜の市場拡大にも寄与生 鮮食品2商品について、両商品とも骨に健康に関する表示内容となっており、『三ヶ日みかん』が「β‐クリプトキサンチンは骨代謝のはたらきを助けることに より、骨の健康に役立つことが報告されています」、『大豆イソフラボン子大豆もやし』が「大豆イソフラボンは骨の成分を維持する働きによって、骨の健康に 役立つことが報告されています」と表示する。

 リーフレタス等の葉野菜を生産する人工光型の閉鎖系植物工場が拡大しつつある現状において、既にモヤシ等の発芽商品(スプラウト商品)は室内での工場生産の商品が大きなシェアを占めている。

露地や施設栽培では、自然環境(光や温度・湿度など)によって、生鮮野菜の成分を一定に保つことが難しい中、人工光などを利用した閉鎖型植物工場による機能性野菜市場にとっては、大きなビジネスチャンスに広がる可能性があるだろう。

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