植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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パナソニック、植物工場から設備投資を抑えた施設園芸のハイテクシステムを強風・積雪対応へ

 パナソニックでは完全人工光型植物工場を自社運営し、テストマーケッティング的に野菜の生産・販売を行っている一方で、太陽光を利用した施設では植物工場というより、鉄骨パイプハウスに環境制御を導入した低コストタイプのシステムを開発・販売している。今回は新シリーズとして強風・積雪にも対応した設備システムの販売をスタートする。

 

 パナソニック株式会社・エコソリューションズ社は、強風や積雪などの気象災害に強いパッシブハウス型農業システム「パナソニック低コスト耐候性ハウス」2タイプを2016年1月29日に発売する(2015年10月より受注開始)。本システムは、太陽光型植物工場というより一般的な施設園芸・鉄骨パイプハウスの改良版に近い形となっている。

 近年、台風襲来の増加や積雪により全国各地でハウスの倒壊が相次ぎ、生産者の経営リスクが高まっています。今回の新製品は、これらの課題を解決するハウ スとして、当社従来製品の太陽光と水・風を活用したパッシブハウス型農業システムのコンセプトを継承しつつ、新たに耐候性シリーズ対応品を品ぞろえしま す。
パナソニック、強風や積雪などの気象災害に強いパッシブハウス型農業システムを発売

ハウス柱脚固定部には独自開発のスタンド固定方式を採用。基礎工事が必要なハウスと比較して、コンクリート基礎工事が不要なパイプハウス構造とする ことが可能となり、施工費の削減を実現しています。また、第三者機関(一般社団法人 日本施設園芸協会)による構造診断を受けた、基礎工事が不要なパイプ ハウス構造においては風速50m/sと積雪荷重50kg/m2の両基準をクリア(※2)。
これにより、お客様の大切な財産であるハウスの倒壊リスクを低減し、農業経営の安定化に貢献します。当社は本製品により、農業生産の盛んな東北および九州地区への販売拡大を図ります。

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