植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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ベルグ福島、植物工場による苗生産・出荷へ

 野菜苗の生産、販売で国内トップシェアを持つベルグアース(愛媛県宇和島市、山口一彦社長)の子会社、ベルグ福島(川俣町)は22日、東日本の生産 拠点として同町羽田の工業団地に整備した植物工場の落成式を行い、本格出荷に入る。初年度は年間250万本の野菜苗を出荷し、2億円の売り上げを目指す。 10年間で5倍の10億円を目標とし、地元雇用を中心に100人規模の生産体制に成長させる戦略を描く。

野菜苗が栽培されている植物工場

 

 大型10連棟のハウスに植物工場を造り、人工光による苗生産施設と太陽光を利用した育苗ハウスを構えた。二酸化炭素や光、水の量、温度を自動調整する機能を備える。病気に強いワクチン接種苗や成育が進みやすい接ぎ木苗の量産技術を組み合わせ、安定的な生産量を確保する。

 植物工場は昨年末に完成し、試験栽培に取り組んでいた。トマトやキュウリ、メロン、スイカ、ナスなどの苗を育て、本県を中心に東北、関東圏に出荷する。

 現在は社員とパート従業員ら15人が働き、今春には期間雇用者を含めて30人に増員する見込み。生産拡大に応じて従業員を増やす。

 施設整備に向けてはベルグアースと農林中央金庫、全農などが共同出資した農林水産業協同組合ファンド(JA・6次化ファンド)を通してベルグ福島に1億2500万円を出資した。

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