米国は地産地消ブームにて、都市型農業も盛んに行われている。その中で地域住民とも密接に関わり、食も重要なキーワードがスポーツであり、米国ではNFLフットボールや野球のメジャーリーグである。
こうした多くの人が訪問するスポーツ・スタジアムの空きスペースや屋上スペースにて都市型農業を実施する事例が増えているようです。
フットボール49ersスタジアムにて屋上菜園を実践。都市型農業を通じて環境保全・地域貢献へ
フットボール・チームのサンフランシスコ・フォーティナイナーズの本拠地「リーバイス・スタジアム」では、屋上菜園による都市型農業がスタートした。
トマト、ナス、パプリカ、ズッキーニなど40種類ほどの野菜を栽培し、ハーブガーデンのエリアではバジルやセージ、ラベンダーなども栽培しており、週に約68kgの野菜が収穫でき、スタジアムのイベントにて提供される食事に利用される。
スタジアム屋上の面積 約2,500m2のうち、屋上ファームとして運営しているのは約370m2。本スタジアムは環境保全型を目指しており、屋上には太陽光パネルを設置し、エネルギーの発電も行っている。
屋上菜園を行うことで、直射日光を避けることができ、建物全体の空調費用を削減することができる。一部の野菜は地域の非営利団体などに無償提供も行う。