太陽光利用型植物工場・水耕栽培による野菜の生産・直販やプラント販売などを行う株式会社アプレが、自社ブランド野菜を普及させるため、クックパッドによるレシピの特集掲載や料理教室イベントなどを実施している。
同社は1年前にロート製薬と薬用植物の試験栽培をスタートさせている。同社は果菜類や葉野菜などの品目や成長ステージに関係なく、全て同じ養液で栽培している。
30日、北斗で料理教室 主役は水耕栽培の野菜 たっぷりと ソムリエ考案レシピで4品 健康と食 みんなで学ぼう
10/13 16:00
【北斗】水耕栽培の野菜を使った料理教室「アプレの野菜でヘルシーランチ」が、30日午前10時半から北斗市総合文化センター(中野通2)で開かれる。水耕栽培野菜を生産・販売する企業「アプレ」(七飯町東大沼)の主催。料理レシピは、函館の野菜ソムリエたちが考案したもので、サニーレタスや、ホワイトセロリ、大葉、パプリカなどで4品を作る。
アプレは養液を用いた水耕栽培に取り組んでおり、現在は無農薬でトマトやピーマン、ナス、ホウレン草、ホワイトセロリ、リーフレタス、ブロッコリーなど20~30種類の野菜を生産。函館や札幌の百貨店、レストランに出荷し、インターネットなどでも販売している。水耕栽培野菜の食味は、あっさりとしてえぐみがなく、生で味わうのに向いているという。生育も速いという。
アプレは野菜PRのため、同社の野菜を使ったレシピを昨年11月から、料理レシピのインターネットサイト「クックパッド」で紹介。また今春、函館の野菜ソムリエらでつくる団体「野菜ソムリエコミュニティ函館」の向山明子さんと交流する機会があり、同団体にレシピを依頼して7月からクックパッドで紹介したところ、ホワイトセロリ料理での閲覧数がトップ10に入った。閲覧はこれまでに1万人を超えたという。
料理教室では、クックパッドで紹介している4品を作る。「新鮮野菜の生春巻き」は、ホワイトセロリやリーフレタス、大葉、パプリカなど9種の生野菜を味わう。またサニーレタスを使う「ヘルシーお稲荷さん」や「ミニ青梗菜(ちんげんさい)とあさりのスープ」「ホワイトセロリをナスとベーコンで巻いちゃった」は、加熱した野菜を楽しむ。
野菜ソムリエが調理実演をするほか、参加者の各テーブルでも指導に当たり、最後に試食する。向山さんは「家族で作って、野菜をたっぷりとってもらいたい」とPRし、アプレの高森満さんは「健康、食に興味がある人はぜひ参加してほしい」と話す。
参加費は千円(持ち帰り用の野菜あり)。定員30人(先着順)。エプロン、三角巾、手ふき、内履き、筆記用具を持参する。申し込みは、22日までにアプレ(電)0800・777・1831へ。(押野友美)