障害者雇用を農業ビジネスでも推進する農福連携。全国の自治体でも大阪府は社会福祉法人や民間企業などの参入支援に積極的である。資本力のある法人では植物工場による障害者雇用事例も多く、以下のように施設見学会も実施されるようだ。
大阪府による農福連携イベント。マルシェの開催や植物工場の見学会も実施
大阪府では、農業の多様な担い手の確保と障がい者の雇用・就労の拡大を図るため、農と福祉の連携「ハートフルアグリ」を推進しており、その一環として、11月29日から12月4日をハートフルアグリ推進ウィーク(ハートフルアグリまつり)と位置づけ、福祉団体や企業、NPOなど、様々な事業者にご参画いただき、府内各所でハートフルアグリの取組みを実感していただけるイベントを展開します。
ハートフル農産物のマルシェの開催、レストランでの農産物を使用したメニューの提供や植物工場・生産現場の見学会、また大阪府立環境農林水産総合研究所が開発した障がい者に配慮した次世代生産システムの体験会などを行います。
また、12月3日、4日にはメインイベントとして、なんばパークスにおいて、「スープフェスティバル」を開催し、マルシェや農産物を使ったスープの販売を行います。
併せて、企業や府民を対象にしたハートフルアグリの先進事例を紹介するセミナーやフリーアナウンサーの八木早希さんと障がい者の就労支援に取り組むNPO法人Re-Live理事長松尾匡さんによるトークセッションなども行います。