植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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制御システム製造会社によるイチゴの新規参入。植物工場による高付加価値野菜の生産も

 制御システム製造を手掛ける田中電機工業(広島市)が、自社敷地内に温室ハウスを建設してイチゴの生産・販売を開始する。栽培ノウハウや苗提供は熊本県のイチゴ農家、森口農園(玉名市)がサポートする。その他にも、様々な技術ノウハウを持つ企業と連携して、植物工場による高付加価値野菜の生産も検討している、という。

 生産設備などの制御システム製造を手掛ける田中電機工業(広島市)は農業事業に参入する。熊本県のイチゴ農家の技術指導を受け、広島県安芸高田市の工場敷地内で高級イチゴの栽培を始めた。2月をメドに試験的に販売。今年冬からはホテルなどへの販売や輸出も視野に入れる。収益源を多様化する。自社のIT(情報技術)技術を活用し野菜を生産する植物工場の建設も検討する。

 イチゴは「安芸こまち」のブランド名で展開する。昨年の春に安芸高田市にある工場敷地内の約7アールの土地にビニールハウスを2棟設けた。熊本県のイチゴ農家、森口農園(玉名市)が栽培している品種の苗を仕入れ、生産ノウハウなどの技術指導も受けた。今年1月から収穫を開始。収穫量が安定し始める2月ごろをメドに、試験的に販売を開始する。

高級イチゴを栽培 広島の田中電機、輸出視野 野菜工場も検討 :日本経済新聞

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