植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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植物工場による機能性素材、バイオ産業の市場規模を20兆円まで引き上げ(2030年)

  先日も医薬分野の植物工場に関するニュースを紹介したが、完全人工光型植物工場による植物育成において、目的の遺伝子を外部から導入(感染)させ、医薬・化粧品や健康食品向けの機能性素材の研究開発には期待が集まっている。植物工場では、大規模露地と比較すると、花粉飛散による遺伝子汚染などのリスクをゼロに近い形にすることも可能である。

経済産業省再生医療などバイオ産業の市場規模を、2030年までにいまの6倍にあたる約20兆円に育成する目標を掲げる方針を示している。

遺伝子を迅速に解析したり組み換えたりする技術を支援し、医療だけでなく農業やエネルギー開発など各産業に生かす。政府が6月にも改定する成長戦略ではバイオ産業の活性化を打ち出す、という。

 経済協力開発機構OECD)によると、加盟国全体で30年までにバイオ産業の市場規模が1.6兆ドル(約190兆円)になる見通し。経産省はその10% を日本で占めたいと考えている。足元の国内の市場規模は年間約3兆円とみられ、今後15年で6~7倍に増やすことになる。微生物や植物をつかって資源や素材を大量生産することを目指す。

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