太陽光利用型植物工場による生食用トマトの生産・販売のパイオニアはカゴメだが、キッコーマンもデルモンテブランドの生食用トマト栽培を行うため、太陽光利用型植物工場を千葉県君津市内に建設、今年の3月に稼働開始する。
施設面積は約5000 平方メートル。今後は2~3年をかけて栽培ノウハウを確立し、自社農園や契約農園を増やす考え。2020年時点での自社農園の数は、面積5ヘクタール規模で5カ所程度を見込む。
生食用トマトは14年9月から首都圏の東急ストアや横浜高島屋など店舗を限定し、試験展開、個包装や3個パック容器などで販売している。
糖度が6度と一般のトマトより甘く、果肉もしっかりしているのが特徴。栽培は土ではなくロックウールを用い、オランダのトマト植物工場のように天井の高さが約6メートルと高い太陽光利用型ガラス温室で行っている。