オフィスに植物や緑を増やすことで、精神的にも安定し、仕事の効率が良くなる、といった話を聞きますが、実際の論文データは少ないもの。科学的に明確に示すことで、室内・オフィス内での植物工場工場栽培の普及にもつながるかもしれません。
オフィスで野菜や観賞用の植物を育て、メンタルヘルスケアや、仕事の効率アップにつなげようという実験が、通信サービス業、日本テレネットのコールセンター(京都府木津川市)で行われている。
発光ダイオード(LED)照明を取り付けた棚に、野菜工場などを手がける会社から提供を受けた水耕栽培のキットを置き、ハーブやレタスなどを育てる。豊橋技術科学大学(愛知県)が約1年間かけ、従業員の心拍数や脳波などを測定し、ストレスの増減を調査。仕事の効率が上がったかどうかも調べる。
川由信行・研究管理ユニット長は「野菜などを育てることで得られる喜びを、仕事の生産性向上につなげたい」と期待する。