Netherlands-Market
果菜類の生産が中心となる太陽光利用型植物工場の分野では先進国であるオランダについて、2015年の農産品の輸出額 が824億ユーロとなり、昨年の最高額を更新し、昨年(2014年)より7億ユーロ増加した。
オランダのロッテルダムでは都市部での食料生産に関する最新プロジェクトが動き出している。水の上に農場を建設する「フローティング・ファーム」 と呼ばれるものだ。
オランダでは施設園芸の大半が日本でいう太陽光利用型植物工場に分類されるようなハイテクな施設となっているが、一方、日本の多くは最低限の加温設備が導入された施設園芸が中心である。
日本国内における太陽光利用型植物工場について、ハウス関連資材は国内のものを採用するケースも増えたが、複合的環境制御システムについてはプリバ社(Priva)をはじめ、オランダ企業の製品を採用するケースが多い。
大規模な太陽利用型植物工場における複合環境制御システムではオランダ企業が世界シェアを握っており、日本においても大きな投資額が必要な大規模施設ではオランダのPriva(プリバ)社などの製品が導入されていることが多い。
植物工場・農業ビジネスオンラインによると、太陽光利用型植物工場・施設園芸の大手環境制御システム会社でオランダのHoogendoorn(ホーヘンドールン)社が11月6日、メキシコ・ケレタロ州 にあるアグロパークにトレーニングセンター付き事務所を開設した。