植物工場日記 Plantfactory’s Diary

植物工場・施設園芸・農業ビジネスなど、国内外の様々なニュースを紹介しております

植物工場野菜の普及には多様はレシピも必要。レシピ動画により村上農園「豆苗」の出荷量が前年比160%に急伸

 植物工場による野菜と露地野菜には、それぞれ異なる特徴を持ち、その調理法によっては植物工場野菜の活用が期待される利用方法もある。こうした背景から、消費者への訴求方法として、最近の動画レシピサイトを利用することも効果的な方法の一つかもしれない。

日本最大のレシピ動画サービス「クラシル」 豆苗の出荷量が前年比160%に

 日本最大のレシピ動画サービスkurashiru[クラシル]を運営するdely株式会社は、同社サービス「クラシル」内でのレシピ動画配信により、村上農園が主に太陽光利用型植物工場にて生産・出荷する2017年5月の豆苗の出荷量(※1)が前年比160%に急伸した、という。
※1 株式会社村上農園における出荷量

日本最大のレシピ動画サービス「クラシル」 豆苗の出荷量が前年比160%に
豆苗、5月に異例の急伸。出荷量が前年比160%に
豆苗シェアNo.1(※2)の株式会社村上農園によると、豆苗は他の野菜の出回りが少なくなり、価格が高くなる時期に出荷量が増える傾向にあります(図1)。

日本最大のレシピ動画サービス「クラシル」 豆苗の出荷量が前年比160%に
しかし2017年においては、4 – 5月に野菜価格が平年並みであるにも関わらず豆苗の出荷量は増加し続け、2017年5月の出荷量は約1140tと、前年比160%になりました。

このことから、豆苗の購入を目的にスーパーに行く人が増えたことが推測されます(図2)。また、このような消費者の動向を踏まえ、豆苗の棚を広げたいという意向を持った量販店が増えています。
※2 インテージ SRI 豆苗市場 2015年1月〜2017年4月 累計販売金額

日本最大のレシピ動画サービス「クラシル」 豆苗の出荷量が前年比160%に

innoplex.org

三菱化学、中国市場にて植物工場ビジネスの拡大を狙う

 中国は植物工場ビジネスも含めた食・農業ビジネスでは世界最大の市場規模を持つことは間違いない。三菱ケミカルでは、日本で販売している苗テラス「完全人工光型植物工場による苗生産」と葉野菜を中心とした水耕栽培による太陽光利用型植物工場「ナッパ―ランド」を中国の大手企業と連携しながら、普及・拡大を狙っていくようだ。

 

三菱ケミカル、中国最大のネット通販・京東集団と植物工場システムで提携

三菱ケミカル株式会社は、通販サイト「JDドットコム」を運営する中国インターネット通販第2位(直販としては第1位)の京東集団との間で、人工光・太陽光併用型水耕野菜栽培システム(植物工場システム)を納入するとともに、野菜の栽培や衛生管理等で技術提携することで合意した。

三菱ケミカル、中国最大のネット通販・京東集団と植物工場システムで提携
今回納入する植物工場システムは、育苗までを人工光で育て、それ以降は太陽光を利用して効率的に生産を行う併用型であり、特長として、無農薬栽培であること、通年での収穫が可能であること、節水型であること、肥料の適切な使用が可能となることなどが挙げられます。

長年、日本市場においてトップクラスの販売実績を維持していますが、海外市場においても、2014年に中国でシステム販売を開始、また同年には豪州において植物工場システムを採用した葉物野菜の生産・販売会社を自ら設立するなど、着実にアジア・パシフィック市場での植物工場ビジネスの事業を展開してきました。

innoplex.org

完全人工光型植物工場の市場規模は49億円(2016年)

 富士経済の調査によると、完全人工光型植物工場の市場規模は2016年で49億円、2020年には80億円と拡大することが予測されています。本市場調査は国内のみ、あくまで生鮮野菜を生産することを目的とした完全人工光型植物工場が対象であり、医薬品や藻類、都市開発など応用テーマに関する市場は含まれていないようです。

続きを読む

Amazonが高級スーパーのホールフーズを買収。植物工場ビジネスにも変化が?!

 最近はオンライン上の食料品ネットスーパー「アマゾン・フレッシュ」なども展開しているAmazonが、米国の高級スーパーであるホールフーズを買収した、という。ホールフーズといえば、たくさんの植物工場野菜を調達・販売しており、植物工場の生産者としては有り難い存在。今後、どのような展開になるのか期待しています。

アマゾン、植物工場の主力販売先スーパー「ホールフーズ」を137億ドルにて買収

 アメリカのAmazon.com(アマゾン・ドットコム)は、オーガニック商品などを中心に取り扱う高級スーパーのホールフーズ・マーケットを137億ドルにて買収することを6月16日に発表した。

年間7,000~8,000億ドルの巨大市場といわれる米国の食料品ビジネスに対してアマゾンでは、ネット上のオンライン、リアルな実店舗(小売スーパー)の両方を最大限に活用しながら、業界トップのウォルマートを追い上げる。

今回のAmazonとの連携について「高品質・経験・利便性・イノベーションを顧客にもたらし、同社の価値を最大限に高める良い機会になった」とホールフーズの共同設立者・CEOのジョン・マッキー氏は述べている。

今後もホールフーズのブランド名は継続し、世界中のベンダー・パートナーとの関係性は維持する。また、テキサス州・オースティンにある現在の本社も移動する予定はない、という。

innoplex.org

沖縄の植物工場・倒産事例。親会社にも減損損失が発生

 少し前のニュースになりますが、沖縄にて完全人工光型植物工場を運営する「おおぎみファーム」が解散しました。同社が運営する植物工場はリーフレタス換算で日産2000株以上の生産規模をもち、沖縄では最も大きな施設として期待されていました。(同社が生産していたのは主にベビーリーフ商品となります)

その親会社である総合建設コンサルタントの株式会社オオバの今期業績について(予想も含む)

測量や地質調査など、土木・都市基盤整備の総合建設コンサルタント。都市再生業務、環境関連業務等が重点分野。国の国土強靱化策推進も追い風。復興事業は一巡。民間投資活発で引き続き受注堅調も、特損が発生。

官庁・民間顧客共に好調な受注環境が予想される。東日本大震災復興関連、都市再生・地方再生関連、、東京オリンピック関連が堅調。赤字の野菜工場運営の子会社を解散し減損損失が発生。ダイヤコンサルタントと業務提携。

会計期/実予/売上高/営業利益/経常利益/純利益/EPS/配当
17.5期連/F予/15,600/1,050/1,100/700/39.04/12.00
18.5期連/F予/15,800/1,100/1,100/770/42.96/12.00
※単位:百万円、円、F予:フィスコ予想

植物工場でも高い初期投資を下げるために「資材比較サービス」が必要

 植物工場とは直接かかわりはありませんが、主に露地栽培や簡易的な施設栽培向けに農薬、肥料、農業用機械、種苗、飼料などの資材が比較できるサイトをソフトバンク・テクノロジー株式会社が整備した。

植物工場プラントのメーカーが一式で販売されており、細かい各資材部分までの単価が明示されていないケースが多いので、初期投資の金額に関する妥当性が判断しにくい現状もあります。こうしたサービスが植物工場に利用できる資材も比較でき、各資材を組み合わせて、自分でプラントを作り上げることができれば、大きなコスト減につながるかと思います。

ソフトバンク・テクノロジー、農業資材の比較サービス「AGMIRU」を開始

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(SBT)は、2017年初夏に、農業資材の比較が簡単に行えるマッチングサービス「AGMIRU(アグミル)」を開始する。

AGMIRUの提供開始に先立ち、現在、農業者および販売業者の利用者登録(アカウント作成)の受付を開始しており、利用者は、アカウント登録を行うことで、無料でAGMIRUを利用できます。

ソフトバンク・テクノロジー、農業資材の比較サービス「AGMIRU」を開始
■“農業情報×見える化“を実現する「AGMIRU」
「農林水産省まるみえアグリ」プロジェクトの一環として、AGMIRUは誕生しました。AGMIRUは、農業者と資材の販売者が双方向で簡単にコミュニケーションを図り、取り引きのマッチングを支援するサービスです。

農業者は、これまで付き合いがなかった販売者からも提案を受けることが可能になり、選択の幅が大きく広がります。
販売者も、これまで接点がなかった農業者と容易にコンタクトできるようになり、提案の幅を広げることができます。

AGMIRUで、農業者が購入したい資材の希望条件を登録すると、販売者にメールで通知が届きます。通知を受けた複数の販売者が、アフターケアや保証内容を含む提案を行うことで、農業者と販売者の最適なマッチングを実現します。

AGMIRUアカウント登録サイト:https://entry.agmiru.com/

innoplex.org

植物工場でも機能性アップ。スルフォラファンの情報専門サイトがオープン

 日本にて「スルフォラファン」といえば村上農園が閉鎖型の植物工場にて生産する、ブロッコリー・スーパー・スプラウト商品が有名かと思います。ブロッコリー スーパースプラウトは、スルフォラファンを成熟ブロッコリーの20倍以上と高濃度に含有させ、同社では唯一、人工光を利用した完全人工光型植物工場にて生産された商品です。

そもそも、スルフォラファンは、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜に含まれるファイトケミカルのひとつで、世界各国で研究が進められており、がん予防やピロリ菌の除菌、肝機能の改善の効果が期待される、とされています。多くの医学ジャーナル紙でも、様々な論文結果が発表されています。

今回は「スルフォラファン」に特化した情報サイト:スルフォラファン・ラボ(Sulforaphane LAB)」を正式にオープンした、とのこと。注目トピックの一つです。

 

食品の機能性成分、とくにスルフォラファンの疾病予防研究を支援するブラシカ基金(本部:米国メリーランド州ボルチモア市)では、「スルフォラファン」の情報に特化した「スルフォラファンのすべてがわかる情報サイト:スルフォラファン・ラボ(Sulforaphane LAB)」を正式に開設した。
スルフォラファン・ラボ: http://sulforaphane-lab.jp/

ブラシカ基金、野菜の機能性成分「スルフォラファン」の専門情報サイトを開設
スルフォラファンは、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜に含まれるファイトケミカル※1のひとつです。近年、世界各国で研究が進められ、がん予防やピロリ菌の除菌、肝機能の改善、最近では自閉症スペクトラム障害※2の症状緩和や肥満抑制などへの有用性も報告され、メディアやSNS等で注目が集まっています。

当基金代表理事のポール・タラレーは、「スルフォラファン・ラボ」の開設について次のようにコメントしています。

※ 全文記事は以下のサイトに記載しております。

innoplex.org

米国の植物工場ベンチャー「インフィニット・ハーベスト社」について

 米国の完全人工光型植物工場に関連する市場規模は日本を追い抜きそうな勢いで成長しています。現在は多くのベンチャーが設立され、数多くのベンチャーが消えていってますが、こうした過程を経て、生き残ったベンチャー企業が確立した生産技術と画期的なビジネスアイデアにてグローバルに事業展開していくような印象があります。

続きを読む

JFEエンジニアリングによる太陽光利用型植物工場トマトが稼働

 JFEエンジニアリングでは、北海道にて既に太陽光利用型植物工場を建設・稼働させているが、今回は生産拠点として2カ所目となる札幌市に建設した植物工場が稼働した。同社はロシア市場への設備プラント販売や技術ノウハウの提供を進めており、今後も国内外にて同社が設計・施工した植物工場が増えていくだろう。

JFEエンジ、太陽光利用型植物工場を札幌市に稼働。北海道内2番目の生産拠点へ

続きを読む

IoTを導入した植物工場キット、期間限定で特別販売

アドトロンテクノロジー株式会社は、2017年6月1日より公式オンラインショップにてIoT水耕栽培機「foop Lite」を期間限定での特別販売を行う。本製品「foop Lite」は、今年3月に初回販売を実施し、数日間で売り切れとなったことから、多数のご要望に応える形で3日間限定で販売する。

アドトロンテクノロジー、IoT水耕栽培機「foop Lite」を期間限定で特別販売(6月1日~)

続きを読む
© Copyright 植物工場日記 Plantfactory’s Diary All rights reserved.