植物工場日記 Plantfactory’s Diary

植物工場・施設園芸・農業ビジネスなど、国内外の様々なニュースを紹介しております

大成建設、壁取り付け型の緑化システムを開発

 太陽光利用型植物工場や、小規模な完全人工光型植物工場システムの施工を行っている大成建設<1801.T>が4日ぶり反発した。同社は21日に、中国電力<9504.T>のエネルギア総合研究所と共同で、循環式養液栽培方式を利用した壁取り付け型緑化システムを開発したと発表した。

このシステムは、建物の壁面規模に合わせて複数のプランターを縦・横方向に連結し、自由に配置できる壁取り付け型の緑化システムで、プランター上部にメッシュ状の登はん補助材を設置し、そこにつる植物を繁茂させて壁面を緑化するものという。

 

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植物工場にて取得可能な認証制度・安全性基準など

 完全人工光型植物工場システムの場合、一般的な食品や製造工場のようにHACCPだけでなく、農業分野のJGAP、さらには農家が主に取得する農業認定者について認証取得が可能である。JGAP、農業認定者のそれぞれについて、植物工場でも取得している事例はあるが、両方を取得した事例は、以下の記事にあるノーマン社が初である。

 

福井県美浜町「ノーマン」の植物工場、日本初のGAP・認定農業者へ

福井県美浜町にて完全人工光型植物工場を運営する株式会社NOUMANN(ノーマン)は8月1日、農業経営改善計画の認定書を交付され、認定農業者となった。

本制度は、生産者による経営の改善を進めようとする計画を市町村が認定し、これらの認定を受けた農業者に対して重点的に支援措置を講じようとするもの。例えば、農業・設備機械の購入補助、税制優遇などを受けることができる。

福井県美浜町「ノーマン」の植物工場、日本初のGAP・認定農業者へ

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アドトロン、植物工場キットが「ドコモショップ丸の内店」に展示

 アドトロンテクノロジー社による、IoT技術を活用した小型植物工場キットが、ドコモショップ丸の内店にて展示される。この店舗は通常よりも店舗面積が広く、スマートフォンと連携する様々なIoTデバイスを体験できるショップとなっており、その一つのツールとして植物工場キットも展示されているようだ。
 

 

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親子の子育て支援・教育向け施設にレンタル植物工場を導入

 名古屋にてオープンする次世代型子育て支援サービスを提供する施設「レインボーツリー名古屋」には、レンタル植物工場も導入される、という。一般の人がスペースをレンタルし、人工光での栽培が行えるようだ。

屋上菜園やキッチンなども整備されており、農業だけでなく料理教室も開催され、食を楽しく学ぶことができる。

次世代型の子育て支援サービス施設「レインボーツリー名古屋」をオープン。屋上菜園・レンタル植物工場も整備  

 民間学童保育運営事業を手がけるウィズダムアカデミーは8月7日、次世代型子育て支援サービスを提供する施設「レインボーツリー名古屋」を6社一体で運営することを発表した。ささしまライブ24地区のグローバルゲートで10月にオープン予定。

参画企業には株式会社ウィズダムアカデミーの他、HybridMom株式会社、株式会社ファミリーマート、株式会社ブックマークス、株式会社プラネット、株式会社ロハスインターナショナルとなる。

株式会社プラネットでは、LEDを採用した完全人工光型植物工場を整備し、一般向けのレンタルファームも展開する。

次世代型の子育て支援サービス施設「レインボーツリー名古屋」をオープン。屋上菜園・レンタル植物工場も整備
【レインボーツリー名古屋®とは】
 名古屋初となる当プロジェクトは、ささしまライブ24グローバルゲート5階で展開する、屋上庭園、食育体験農園と連携した集客・情報発信、子育て支援施設、インターナショナルプリスクール、園芸教室、ヨガスタジオ、カフェスペース、大人のための勉強場所を整備。

同一施設においてそれぞれの機能を「共有(シェアリング)」によって展開し、共有スペースやサービスの有効活用はもちろん、そこで企画される様々なイベント催事を通じ、共働き子育て世代の実利性を高め、新たなコミュニティ機会の活性化を実現します。

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植物工場産・低カリウムレタスに一部、生産者・原産地誤表記

 特に安全性には全く問題ありませんが、完全人工光型植物工場システムにて生産する機能性野菜「低カリウム野菜」商品に記載している生産地が異なっていたようです。参考までに。

 

【発表日】
2017-07-27

【事業者】
ドクターベジタブルジャパン株式会社

【製品】
プレミアム低カリウムレタス

【内容】
2017/07/03以降に園部町野菜工場および昭島植物工場で製造した「プレミアム低カリウムレタス」の一部で、商品パッケージに記載されている生産者・原産地に誤表記が判明。園部町野菜工場で生産した商品に「東京都産」、昭島植物工場で生産した商品に「京都府産」と表記されていた。商品の安全性や栄養成分に何ら問題はないが、希望者には返金または交換する。(リコールプラス)

【対象】
プレミアム低カリウムレタス(65g オレンジパッケージ品)
パッケージ上下のラインがオレンジ色で下記ロット番号のもの
※ゴールドは対象外

・ロット番号:15051702001、16051702001、17051702001、18051702001、19051702001、22051702001、23051702001、24051702001、25051702001、26051702001、29051702001、30051702001
パッケージ表記:
【誤】
生産者 昭和飛行機工業(株) 昭島植物工場
〒196-8522 東京都昭島市田中町600
原産地:東京都産
【正】
生産者 (株)ハイテクファーム 園部町野菜工場
〒622-0052 京都府南丹市園部町黒田3-8
原産地:京都府産

・ロット番号:29051704001、30051704001、31051704001、01061704001、02061704001、05061704001
パッケージ表記:
【誤】
生産者 株式会社ハイテクファーム 園部町野菜工場
〒622-0052 京都府南丹市園部町黒田3-8
原産地:京都府産
【正】
生産者 昭和飛行場工業株式会社 昭島植物工場
〒196-8522 東京都昭島市田中町600
原産地:東京都産

【対処方法】
回収・返金または交換
パッケージを含む現品と購入時レシートを下記に着払いで送付

【送付先】
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町1-6-1 日東合同ビル6F
ドクターベジタブルジャパン(株)

※購入者の氏名・住所・電話番号を必ず書き添える

村上農園、植物工場による機能性野菜「ブロッコリー スーパースプラウト」の生産能力を1.7倍に

 スプラウト商品の大手である村上農園では、多くの商品は太陽光利用型植物工場や施設園芸による水耕栽培が中心だが、唯一の商品「ブロッコリー スーパースプラウト」のみ人工光も利用した閉鎖タイプにて生産を行っている。

最近はスプラウト商品、レタス、トマトなど様々な品目にて機能性野菜が生産・販売されており、少しずつ認知されているようだ。首都圏のスーパーや高級百貨店などは「機能性野菜」の専用販売棚を設けているケースもある。

村上農園、植物工場産「ブロッコリー スーパースプラウト」の生産能力を1.7倍に増強

株式会社村上農園は、ブロッコリー スーパースプラウトの需要の拡大に対応するため、8月1日より生産能力を1.7倍に増強しました。また、今夏より当商品の新CMも公開。7月11日より順次放映しています。

村上農園、植物工場産「ブロッコリー スーパースプラウト」の生産能力を1.7倍に増強
 ブロッコリー スーパースプラウトは、有用成分「スルフォラファン」の含有量を一般的な成熟ブロッコリーの20倍以上に高めた高成分野菜です。2001年の発売以降、健康意識の高いお客さまに継続的に支持され、ロングセラー商品になっています。

特に近年は、スルフォラファンの肥満抑制効果に関する研究論文が発表されたことなどを背景に、ブロッコリー スーパースプラウトの需要が拡大。昨年度の出荷量は約700トンで、2013年度の約230トンと比較すると3年で3倍に急増しました(図2)。

フル生産にもかかわらず品薄状態となり、お客さまに十分に提供できない状況であったことから、生産施設である大井川生産センターの栽培設備を拡充し、生産能力を1.7倍に増強。当商品を支持してくださるお客さまの期待にお応えできるよう増産に努めてまいります。

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ソフトバンクなど、米国の植物工場ベンチャーへ2億ドルを投資

 様々なメディアにて紹介されておりますが、ソフトバンクグループは、垂直式の完全人工光型植物工場システムを開発する米国のPlenty社に対して「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が主導する「シリーズB」により2億ドルの投資を行った、という。

単純に計算して約200億円。日本の植物工場ベンチャーへの投資額とは規模が違いすぎます。これだけの大きな資金を獲得して、Plenty社はどういったことに資金を利用するのでしょうか。今後の動向が楽しみです。

ソフトバンクなど、米国の垂直式・植物工場ベンチャーへ2億ドルを投資

 ソフトバンクグループは2017年7月19日、垂直式の完全人工光型植物工場システムを開発する米国のPlenty社に対して「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が主導する「シリーズB」により2億ドルの投資を行った。

今回の資金調達では、Googleの元CEO・現在はアルファベット社会長のエリック・シュミット氏、ルイス・ベーコン氏が率いる米ヘッジ ファンド運営会社ムーア・キャピタル・マネジメント、アマゾンのCEOであるジェフ・ベゾス氏による投資ファンドBezos Expeditions、アグリテック分野の専門ベンチャーキャピタルであるFinistere Venturesなども投資を行っている。
その他、今回の資金調達以前から支援しているDCMベンチャーズも入っている。

ソフトバンクなど、米国の垂直式・植物工場ベンチャーへ2億ドルを投資

同社が開発した植物工場の特徴は、約6mの垂直式のLED栽培であること。

他の植物工場と同様に、IoTにて全て管理されており、LED光源の波長・照射時間、エアコンの稼働時間、温度・湿度・液肥などを自動でコントールすることができる。

また他社が平面多段式を採用する一方で、同社の垂直式栽培では空調管理が行いやすいメリットがある。

蛍光灯より少ないが、LEDの基盤部分などから多少の発熱があり、平面多段式では熱がこもりやすく特別な空調システムが必要となる場合もあるが、垂直式の場合は、一般的な空調システムにて効率よく冷却することができる。

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アメリカの植物工場、大きめサイズのリーフレタスを4ドルで販売

 米国での植物工場ビジネスが盛り上がっています。様々な方式が普及しつつある中で、今回は垂直式・噴霧栽培を行う植物工場ベンチャーの紹介。記事によると、約140gのリーフレタスを地元スーパーにて4ドルで販売しており、この商品価格で、まずまずの売れ行きのようだ(地産地消のライバル商品が少ないため)。

生産したリーフレタスの1株・生産コストは66円。この価格帯で販売できるのであれば、3年にて初期投資を回収できる、という。

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JESCOHD続伸、植物工場の電気設備工事を初受注

JESCOホールディングスの株価が続伸。7月25日の取引終了後、子会社JESCO CNSが、菱熱工業から完全人工光型植物工場システムに関する電気設備工事を受注したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。

菱熱工業は設備プラントメーカーとして、新規参入企業へ設備を建設・納品するだけでなく、自社にて福井県にて大型プラントを運営している。

今回の受注は、建物内で季節や天候に左右されず野菜などの生産ができる植物工場の電気設備工事全般で、同施設の施工はCNSにとって初の受注となる。受注金額は2億900万円で、17年8月期から18年8月期にかけて売り上げ計上する予定としている。

JESCOホールディングス株式会社

JESCO CNS株式会社

栄養価をコントールする植物工場やさい。高カルシウム・レタスも開発成功

 環境制御技術・植物工場にて栄養価をコントールすることの是非は別の機会に議論するとして、今回は会津富士加工が高カルシウム・レタスの開発に成功した、という。カルシウム含有量は通常のレタスの4倍。

同社は低カリウム野菜の開発にてパイオニア企業であり、現在は別会社に主体を移管し、自社単独でのライセンス事業(低カリウム野菜に関する)は行っていない。最近は富士通が「低カリウム&高鉄分野菜」を開発し、こうした機能性野菜の開発競争が激化しているようです。

同社によると、一般的なレタス1個のカルシウム含有量は100グラム当たり19ミリグラムで、高カルシウムレタスは同80ミリグラム以上。健康補助食品(サプリメント)よりも吸収効果が高く、摂取しやすいとしている。

高カルシウムレタスの価格は60グラムで400円(税別)。同市の住宅資材製造・販売「有紀」が発売元となり、同市中町で運営する「奥会津アンテナショップ歳時記市場」(会津ロイヤルプラザ1階)で販売している。

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