家庭用向けの小型植物工場は各社企業から、様々な商品が販売されていますが、最近は間接照明にも利用でき、オシャレでデザイン性の高い植物工場が人気のようです。商品にはセンサー類が導入され、データのモニタリングやスマホによる遠隔制御など、多機能化を果たし、3万円~5万円前後の非常に高額な商品が発売されています。
部屋の中で気軽に、野菜やハーブを育てられる水耕栽培キットがブームだ。種を植えて水と肥料を与えれば、発光ダイオード(LED)の光などをコンピューターで制御して生育に最適な環境を保つのが特長。スマートフォンを使って遠隔地から生育状況などを管理するタイプも登場し、人気を集めている。
東京都渋谷区の代官山蔦屋書店では、フィンランドのプラントゥイ社製の「プラントゥイ6 スマートガーデン」(5万1840円)が人気だ。丸みを帯びたシンプルな構造で、間接照明にも使えるデザインが好評。2016年4月に販売を開始し、売り上げを伸ばしている。贈答用やインテリアとして注目を集め、「クリスマス時は販売台数が5倍に増えた」(売り場担当者)という。
ITベンチャーのアドトロンテクノロジー(東京)が手掛けるのは「foop(フープ)」(5万2380円)。通信機能を備え、温度や湿度などのデータをインターネット上で手軽に管理できる。16年4月にネット販売を始めたところ、高機能が支持され「当初予定した150台はすでに完売」(商品担当者)。昨年12月から予約の受け付けを再開し、追加販売に踏み切る。