植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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秋田の廃校を活用した植物工場によるアイスプラントの生産

 横手精工は現在もアイスプラントを完全人工光型植物工場にて生産・販売を行っているが、廃校を借り受け植物工場に転用する計画がある、という。その他、廃校を利用してドローンの製造工場や研修・教育施設として利用するプランもある。

最近はこうした廃校利用した計画が多いように見受けられますが、一つでも多くの成功事例を生み出していきたいものです。

秋田県内で統廃合で閉校した空き校舎を地元企業が借り受け、工場などに活用するケースが相次いでいる。鉄骨加工の東光鉄工(大館市)が5月から旧小学校をドローン(小型無人機)工場にするほか、電子機器製造の横手精工(横手市)は8月から旧中学校を植物工場に転用する。遊休資産を活用できる自治体と、設備投資を抑えられる企業の利点が合致。地域振興の効果も期待される。

 東光鉄工は2014年3月に閉校した旧雪沢小学校(大館市)の2階建て校舎(1890平方メートル)と体育館(884平方メートル)、グラウンド(9340平方メートル)を同市から借り受ける。農薬散布用ドローンを年間150台生産。グラウンドや体育館を活用し、教習施設も本社から移す。同施設だけで年間に約2億3千万円の売り上げを見込む。

 校舎は耐震基準を満たしており、東光鉄工は小幅の改修で使用する。事業が順調に伸びれば19年度に校舎全体を買い取る計画。新規雇用も今後3年間で10人を見込む。虻川東雄社長は「教習に全国から数十人が訪れるので周辺温泉地などと連携して地域振興にもつなげたい」と話す。

 横手精工は旧金沢中学校(横手市)の校舎(2463平方メートル)と敷地(約7227平方メートル)を借り受け、高級野菜「アイスプラント」を水耕栽培する植物工場に転用する。昨年12月に市と契約を交わし、現在改修工事を進めている。

 賃料は建物が無償で、土地が年間約69万円。契約は20年3月までで、その後は買い取りも検討する。佐々木又英社長は「電子部品組み立ての繁忙期に使える空き教室もあり、末永く使い続けたい」と話している。

秋田の廃校、工場転用相次ぐ ドローン・植物工場に :日本経済新聞

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