日本ガスが鹿児島市に日産2000株の生産規模を持つLED植物工場を稼働させた。特徴は液化天然ガスが気体に変わるときに発生する「冷熱」を空調に活用している点。
蛍光灯と比較して電気代が削減でき、熱の発生も抑えられるLED光源だが、室内の温度は若干、高くなることから暖房より冷却が必要なケースが多いことから、低コストにて冷却できる技術・資源を持っている場合は経営的にも有利に働くだろう。
フリルレタスやグリーンリーフなどの葉物野菜を最短35日で栽培し、1日に2000株を出荷する。
同社は、海外から輸入した液化天然ガスを原料に都市ガスをつくっており、液化天然ガスが気体に変わるときに発生する「冷熱」を空調に活用しており、液化天然ガスの冷熱を使った完全人工光型植物工場は国内初。
植物工場施設は2017年1月から操業し、3月からの出荷を予定している。