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植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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アサヒビールによる中国現地による農業事業から撤退。黒字化には100ha以上の条件の良い農地が必要

 アサヒビールが中心となって中国・山東省の莱陽市に「朝日緑源社」として農業事業を2006年にスタートさせ、乳牛の飼育や野菜、イチゴなどの生産・販売を行っていたものを、全て中国食品大手の新希望集団に売却すると発表された。

中国では汚染されていない、まとまった肥沃な土壌がなく、土地の確保が難しいようだ。農業事業のために約100haを借りていたが、それでも黒字化するためには規模が不足しており、現在まで赤字が続いていたようだ。

以下の記事に詳しい内容が記載されている。

「天価」の試験

komugi 

10年前、朝日グループは中国である農業試験を開始した。
 これは中国初の外国企業による単独投資で経営される農場であり、そしてこの日本ビール業界の大御所が農業に足を踏み入れて初めての試みでもあった。

 10年前、中国農業の規模は大きかったが、水準は非常に遅れていた。そんななか、アサヒグループは率先して日本の先進的な農業理念、技術、管理及び運営モデルを導入してハイエンド農業のテンプレートを作り出した。壮大な計画を一度に設定し、この広い中国市場を独占しようと考えたのだ。

 「当時、アサヒグループはまず山東省の煙台市でビール産業の投資を行っていた。我々が日本の先進的な農業理念と技術を導入することで、中国の農業生産の問題を解決する手助けになることを山東省政府は望んでいた。」アサヒグループが中国農業へ参入したきっかけについて、孫英豪の紹介によれば、2006年にアサヒグループは煙台市蓬莱陽・沐浴店鎮に手本となる農業ベースを建設している。

 当時、日本の輸入食品に対する基準は非常に厳しく、「安全の砦」を築いていた。日本への農産物輸出が多い山東省の中でも、莱陽は中国の対日輸出トップの県である。

 当時の山東省委員会書記・張高麗(現在の中国共産党中央政治局常務委員)は、アサヒグループが日本の先進的な技術を利用して山東省で手本となる農業プロジェクトを展開することで、山東省の農産物の質の改善、化学肥料を使い続けた土壌の改善、農産物の輸出規模拡大、そして農家の収入増に寄与することを期待していた。

中国経済新聞に学ぶ~アサヒ農業事業はなぜ中国で失敗したのか(前) | データ・マックス NETIB-NEWS

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