日本トリムが以前から取り組んでいる農業への電解水利用。最近ではオランダ式の太陽光利用型植物工場に同社の電解水を導入した施設が稼働した。水を電気分解して生成した電解水素水を農業に活用することで、農作物の収穫量向上や、抗酸化成分、糖度などの質の向上がこれまでの研究や農家での実証により解明されつつある。
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整水器シェアNo.1の日本トリムが連携協定を結ぶ高知県・南国市・JA南国市・高知大学の4者との官民学による「還元野菜プロジェクト」のもと、高知県南国市に日本初の電解水設備を導入した太陽光利用型植物工場/オランダ式園芸用大型ハウスがJA南国市により建設され、2月1日に落成式が行われた。
当施設は、高知県、南国市からの補助金など約3.4億円で建設され、湿温度自動管理、二酸化炭素制御、環境制御設備など最先端設備を備えるオランダ式高軒高ハウスに、さらに当社の農業用電解水素水整水器を導入したものです。
還元野菜®(パプリカ、ピーマン)を年間132トン栽培することを計画しております。
当ハウスの設立により、「還元野菜プロジェクト」が本格的に始動いたします。当プロジェクトは、農林水産省補助事業の助成金※2も得ており、今後、電解水素水による高品質、高付加価値野菜の栽培技術の確立及び育成効果の実証を精力的に推進し、国内普及のみならずグローバルな展開を目指してまいります。
※1:オランダ式園芸用大型ハウスで、電解水設備を備えた施設は国内初の試みとなります
※2:農林水産省補助事業「農業界と経済界の連携による先端モデル農業実証事業」(平成28年度)に採択。3年間の研究費に対し、2,500万円助成金