植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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植物工場におけるドローン技術の応用

 最近は農業の分野でもドローン技術を活用する動きが出ているが、将来的には大規模な太陽光利用型植物工場において、こうした技術が重宝されるかもしれない。

オランダのような軒高の高いガラスハウスをはじめとした数haの巨大な植物工場では、移動だけでも一苦労であり、ハウス内では自転車で移動する光景も見受けられます。

大規模な露地栽培では農薬散布や土壌分析など様々なシーンで利用されることが期待されますが、温室内は空間が限定され、さほど活躍の場がないかもしれません。

ただし、ハウス天井部の汚れや劣化具合を見て交換時期の判定などを行う際にはドローンが利用できるかもしれません。以下、植物工場・農業ビジネスオンラインの記事を引用。

福島市でのドローン生産販売へ、農業やインフラ点検にも利用目指す

テレビユー福島のグループ会社であり、 番組制作などを手掛ける(株)MTS&プランニングは、ドローンの開発・販売を手掛ける(株)エンルートと平成27年2月28日に業務提携を締結し、福島市を拠点としたドローンの生産販売・アフターサービスの提供に向けた協業を開始した。

福島市でのドローン生産販売へ、農業やインフラ点検にも利用目指す

MTS&プランニングは、2013年より番組制作におけるドローンを使った景観空撮や、遠隔地で実施する積算業務で現地を把握するための空撮映像の制作などを手掛けています。

今回、機体の技術開発を行うエンルートと業務提携することにより、福島市に産業用ドローンの生産拠点を設けることが可能になり、放射線量率調査、災害対応、農業、インフラ点検など様々な需要に応えるためパーツの福島生産を開始し、お客様からの受注生産に対応して参ります。

提携するエンルート社は、 産業用マルチコプターの開発では国内有数のメーカーです。また、米国非営利団体Linux Foundationの監督の元、Intel,3D Robotics,Baiduなどが結集するドローンの基本ソフトプロジェクト「Drone code Project 」に参加する国内唯一のメンバーです。

[福島で生産する機体の例]
・天候に左右されず常に業務遂行が可能な全天候型
・数十キロの航続が可能で地形の立体画像作成を行う災害・土木事業対応型
・プロペラガード付きで有線給電を行うインフラ点検型
・農薬散布に対応する農業作業型の専用機

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