モスバーガーを展開するモスフードサービスも、生産者と共同出資する農業生産法人にて太陽利用型植物工場によるトマトの生産を行っている。一部、施設によっては土耕栽培や従来の施設園芸に近い設備にて生産を行っている農場もある。
最新ニュースによると、こうした系列農場からの野菜の調達比率を2014年度見込みの4%強から、17年度に約24%まで引き上げる、という。野菜が不足する季節に生産法人が収穫期を迎えるよう調整し、食材を安定調達する計画。
同社は静岡県などの4つの生産法人に出資し、トマトやレタスを調達している。17年度までに生産法人を10とし、設立後に栽培面積も広げて、調達する量を増やしていく。すべての生産法人の栽培が本格化する18年度の調達比率は、約30%まで上昇する見通し。
モスで使う生野菜はすべて国産品。厳冬期など野菜が不足しがちな時期に生産法人から調達できる体制を整えることで、1年を通じて鮮度の高い野菜でつくった商品を販売する計画。