パナソニックが福島県に稼働させている完全人工光型植物工場について、5月22日の情報を掲載。植物工場は、オーディオやデジタルカメラを製造していた場所を2013年にリノベーションしたものを使用。現在、日産1800株を生産しており、グリーンリーフやフリルレタスなどを福島県内の30店舗に納入している。写真は同社WEBサイトより
- パナソニックでは「特殊空調技術」を採用。通常4~6度ある棚間の温度差を1.5度以内に抑え、60~70%程度だった重量歩留まりを95%まで実現したという。また、反射板を利用することで照明本数を半減。消費電力を抑えることに成功した。
- パナソニックでは、アプライアンス、エコソリューションズ、AVCネットワークス、オートモーティブ&インダストリアルシステムズという4つの社内カンパ ニーを横断する形で、植物工場などを運営する「アグリ事業」を推進。家電事業で培った技術をいかし、施設園芸、植物工場などの次世代農業に取り組んでい る。
- 植物工場を黒字化させるにはレタス換算で日産2000株以上の投資が必要