福島県にて完全人工光型植物工場と食品加工工場を併設した施設がオープンしたという。植物工場を活用した六次産業化モデルといえるだろう。メモとして同社のプレスリリースを掲載する。
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Tokyo, 2014年12月2日 12時20分 - (JCN Newswire) - 株式会社しらかわ五葉倶楽部(以下、しらかわ五葉倶楽部)は、株式会社東邦銀行(以下、東邦銀行)の融資に加え、この度、公益財団法人三菱商事復興支援財 団(以下、三菱商事復興支援財団)から5,000万円の出資を受け、福島県白河市において、「世界一安全な野菜をオンリーワンの技術で白河から」をテーマ に、食品加工工場と植物工場の併設による、高齢者向けのムース食品を製造する「しらかわ・きずな農場」(以下、きずな農場)を完成致しました。これを受け て、自社工場での野菜栽培から、加工、販売までを一貫して行う6次産業化事業を推進していきます。
しらかわ五葉倶楽部は、福島の農家が抱 える風評被害を、農家自らの手で払拭することを目指し設立された、農産物等の生産から、加工、販売まで一貫して行う、6次産業化を目指す事業会社です。最 先端のセンサー技術や調光技術により健康に育てた野菜を、抗菌塗料などを用いて徹底した衛生管理を行う加工場において、高齢者でも食べやすい、なめらかな 食感のムース食品を製造し、病院や介護施設等に対して販売致します。また、きずな農場敷地内に高齢者向け福祉施設を併設し、介護で働くことが難しくなった 方々でも要介護者を預けながら働く環境を提供することで、高齢化社会の先進事例となることを目指します。
完成した植物工場で栽培する年間 100トンのホウレン草と共に、地元の契約農家が栽培するかぼちゃやトマトなどを用いて、年間750万食のムース食品を生産致します。5年後に6億円の売 上を目指し、地域の病院や介護施設に販売する他、地域住民への配食サービスも行っていく予定です。
本事業の推進により、地元農家や、介護により就労が難しかった方を中心に30名を雇用していますが、今後、給食センターや配送センターなどの事業拡大に伴い100名の雇用も予定しています。
三 菱商事復興支援財団は、しらかわ五葉倶楽部への支援を決定し、地元の雇用や、地域経済の活性化を通じて、福島県内の復興を力強く後押ししていきます。東日 本大震災から3年8ヵ月が経過しましたが、地震により甚大な被害を受けた被災地域は未だ再建途上にあります。三菱商事復興支援財団は今後も、東邦銀行をは じめ地元金融機関と協働し、被災地域の支援を継続して参ります。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。 http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2014/
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