植物工場日記 Plantfactory’s Diary

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ベトナム市場における植物工場

 経済発展が著しいベトナムでも、経済的に余裕のある消費者も拡大し、無農薬・オーガニックや栄養価の高い野菜・食品などに興味を持つ人々も増えている。こうした背景をうけ植物工場(太陽光・人工光)による生産計画が上がっており、例えば富士通による農業クラウドサービス「Akisai」を導入した植物工場施設の建設計画が発表されている。以下、植物工場・農業ビジネスオンラインの記事を掲載しておく。

ベトナム市場を狙った日系企業による植物工場ビジネス

近年、ベトナム市場を狙って多くの日本企業が進出しているが、農業や植物工場分野でも進出計画が進められてい る。ベトナムにおける農業進出をサポートしている投資コンサルティング会社(Japan-Vietnam Commercial Investment Company)では、宮崎県の農業生産法人である四位農園がベトナムハノイで開始する植物工場ビジネスに対して支援を行うことを公表している。

ベトナム市場を狙った日系企業による植物工場ビジネス
ベトナムにも施設園芸が集中しているエリアがあるが、
小規模な施設園芸に近い形で営農しているケースが多い

昨年には、ベトナムの投資開発省と東京三菱銀行の間で会議が開かれ、三菱は今後、日本企業のベトナム進出の支援を加速させるため資金の貸し付けを増やすことを表明している。

また、2014年10月下旬には、日本のITディベロッパー企業である富士通ベトナムのFPT社が連携して、富士通の持つ農業クラウドシステム 「Akisai」をベトナム市場でも展開することで合意している。富士通は、これを機にベトナムでの農業参入をさらに加速するつもりで、自社システムを用 いた植物工場をハノイに建設する予定もある。

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