植物工場日記 Plantfactory’s Diary

植物工場・施設園芸・農業ビジネスなど、国内外の様々なニュースを紹介しております

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4haの巨大・太陽光利用型植物工場による夏秋イチゴも含めた周年生産スタート

北海道は涼しく、夏場でもイチゴの生産が可能である。しかし、イチゴに最適な栽培環境を実現するためには空調管理や室内の環境制御が必要である植物工場であれば、こうした夏秋も含めたイチゴの周年生産が可能となる。

植物工場など農業ビジネスが盛んな台湾、日本からの旅行で水耕栽培・農業体験ツアーを実施

台湾は完全人工光型植物工場でも施設数では世界第2位と言われており(ただし、その大半が小規模施設)、南部の方では太陽光利用型植物工場やシンプルな施設栽培(水耕栽培)も多く、農業ビジネスは盛んである。以下、農業体験ツアーもあるようです。

米国の地産地消ビジネスの市場規模は120億ドル。植物工場などの都市型農業も後押し

米国では政府(USDA米国農務省)が地産地消ビジネスを推進しており、特に雇用の少ないフードデザート(食の砂漠)化した地域や、環境意識の高い消費者が多く存在する都市部においての地産地消を強化している。こうした中で環境に依存することなく安定して生産で…

植物工場などの用地転用、農家や運営企業に税制優遇などの支援へ

農水省は農地を売却する農家に対して、植物工場などのに用途変更する場合には税制優遇を検討している、という。また農地を植物工場に切り替え、その運営企業に対しても固定資産税の軽減も検討されており、日本政策金融公庫の低利融資を受けられるようにする…

PCデータセンターとハウス施設の融合。雪冷熱や廃熱を農業にも利用

植物工場や施設園芸では周年生産が可能である一方で、年間・安定した室内環境を実現するために大きなランニングコストが課題の一つである。こうした課題に対して、雪冷熱やコンピューターのデータセンター・サーバーの廃熱など、自然エネルギーやリサイクル…

野菜価格の高騰続く。1kgが1,000円以上の植物工場野菜にも注目が集まる

台風や長雨、記録的な日照不足など全国的な天候不順で、野菜の高値が続いており、植物工場野菜にも注目が集まっている。例えば完全人工光型植物工場では、葉野菜類としてリーフレタス、水菜、ホウレンソウなどが栽培されているが、どの葉野菜も基本的には卸…

植物工場によるフリルレタスのイタリアン・レストランへの採用事例(to the herbs)

イタリアン・チェーン店の「To the Herbs」について、以前は太陽光利用型植物工場によるリーフレタスを採用している話も伺ったことがあるが、完全人工光型植物工場によるフリルレタスも採用しているようです。採用しているフリルレタスは福島県にある植物工…

根つきの水耕野菜は繰り返し利用可能。家庭用の生ごみを減らす結果に

家庭から出る生ゴミの総量を減らす手軽な取り組みが注目を集めている。最近はスーパーでも根付き・スポンジ付きの水耕野菜や豆苗など、食べる部分だけを収穫した後に水につけることで繰り返し食べることができる商品も増えている。

福島県、低温・低酸素の環境制御型のCAコンテナ船便にて「モモ」の輸出量を拡大

最新データでは、タイへの福島県産モモの輸出量が21トンに上り、県産農産物全体では昨年の約2.8倍に当たる約30トンが同国に輸出されている、という。輸出の際には、荷室内を低温・低酸素状態に保ち、品質劣化を防ぐ「CAコンテナ」を使用しており、鮮度を維…

農薬価格が韓国の3倍以上。資材コスト高を改善するための新法制定へ

日本ではJAが肥料や農薬などの農業資材の価格決定権を握り、間にも複数の業者が入り組みながら生産者に提供されており、国際的な価格と比較した場合、割高になっているようだ。政府によると、韓国と比べた価格は、肥料で最大約2・1倍、農薬で約3・3倍高…

国内における農薬・肥料の市場規模は約6400億円、業歴5年未満の企業はゼロで新規参入がない特殊市場

東京商工リサーチ(TSR)における主業種を「農薬製造業」「化学肥料製造業」「有機質肥料製造業」とする企業で、業績が3期連続で比較可能な264社についての調査結果によると、2015年度の売上高合計は6,389億5,000万円で2期連続で減少し、利益合計は236億8…

太陽光利用型植物工場・水耕野菜アプレが料理教室を開催。自社ブランド野菜の普及へ

太陽光利用型植物工場・水耕栽培による野菜の生産・直販やプラント販売などを行う株式会社アプレが、自社ブランド野菜を普及させるため、クックパッドによるレシピの特集掲載や料理教室イベントなどを実施している。

植物工場による結球レタスの量産化・技術開発のために3千万円以上の補助

先月の記事になるが、完全人工光型植物工場による結球レタスの量産化技術について、石川県では約3500万円の補助を行い、技術の確立を目指すという。既に一部の企業が人工光型にて結球レタスの試験生産を行っているが、生産コストの問題から本格販売には…

古いマンション空き部屋を活用した地産地消型の植物工場がオープン

大阪池田市の築45年を超えるマンション空き部屋32m2を改修して、完全人工光型植物工場による地産地消モデルに、地元商店会連合会が中心となり挑戦する。記事から推測すると「レタス、バジル、水菜など約2千株」が定植可能で、リーフレタス80g前後を36…

太陽光利用型植物工場(ドーム型)を刑務所内に設置。受刑者への社会復帰支援へ

日本でも、かつては複数の刑務所にて農作物の露地栽培が行われていたが、最近では農業事例を新たにスタートするような話を聞いたことがない。日本では刑務所に関する事業や受刑者への支援について、あまり重要視されていないだろう。

コンクリ整備した太陽光利用型植物工場でも農地認定へ

農地でも床をコンクリートにして作業性を高め、効率よく大規模生産する植物工場の場合、農地転用しなければならないのが現時点での法律となっている。今回の話は、完全人工光型ではなく、主にトマトやパプリカなどの果菜類の生産を行う太陽光利用型植物工場…

パナソニックのシンガポール植物工場。サラダパック商品を約500円にて販売

パナソニック関連会社では、シンガポールにて自社工場の空きスペースを活用して完全人工光型植物工場を稼働させ、野菜の生産・販売を行っている。当初は和食チェーンの大戸屋・シンガポール店舗に販売し、施設規模が拡大後は現地スーパーでも販売。

台風の影響にて野菜が高騰。植物工場野菜の出番か?!

今年の夏~秋は大型台風の接近や通常とは異なる進路をすすみ、野菜の産地にも大きな被害をもたらした。こうした野菜価格の高騰が発生するたびに、安定生産・価格が可能な植物工場野菜に注目が集まり、取引が伸びるのだが、一過性に終わり継続取引に至らない…

コンビニ向けサンドイッチ、機能性野菜や付加価値商品の提案。植物工場レタスの採用も

コンビニ向けサンドイッチ商品についても、フレッシュなしゃきしゃきレタスを前面に打ち出した商品や、最近では「植物工場レタス」を使用と明記した商品も販売されている(例えばファミリーマートにて)。

太陽光利用型植物工場トマトの生産企業とベビーリーフ生産大手が提携

松坂市にて太陽光利用型植物工場によるトマトの生産を行っている食用油メーカー「辻製油」と、熊本を拠点に主にハウス土耕によるベビーリーフを生産する大手企業の「果実堂」が提携した、という。

鹿児島銀行が地元卸売業者と農業法人を設立。将来的には植物工場にも

鹿児島銀行は29日、地元の卸売業者などと共同で農業法人を設立すると正式に発表した。九州南部の温暖な気候を生かし、全国に先駆けて出荷する狙いを込めて「春一番」と命名した。同行が農業金融にいち早く着手してから約20年。農業従事者の減少や高齢化、耕…

植物工場が稼働する多賀城にて、コープが野菜カット加工施設をオープン

多賀城では完全人工光型植物工場(MIRAI社による)による野菜の生産・販売が行われているが、この度、コープが野菜のカット加工施設をオープンした、という。

航空機やF1自動車の部品加工ノウハウを生かして植物工場へ参入。ベビーリーフやエディブルフラワーを生産

金属精密部品の加工を手掛ける各務原市蘇原寺島町の「大堀研磨工業所」が先月から、完全人工光型植物工場による野菜の生産に乗り出した。航空機やF1自動車の部品加工で培った緻密な品質管理を“畑違い”の栽培に生かし、地元を中心に販路拡大を目指している。

JR東日本グループによる植物工場トマトをカフェ・レストランなどで利用開始

JR東日本グループではJRとまとランドいわきファームを設立し、以前から太陽光利用型植物工場にてトマトを生産していたが、今回はグループ内のカフェ・レストランや連携するスーパーにて利用・販売を大規模にスタートする。

廃校利用型・植物工場をプラントメーカーのアルミスに売却

低コスト型の植物工場・プラントメーカーのアルミスが、以前から廃校を借り受けて、植物工場を運営していたが、同社に売却する、という。

植物工場によるスプラウト生産大手「村上農園」求人情報

主に太陽光利用型植物工場や太陽光の施設栽培にて、自動化を進めながら幼芽・スプラウトの生産・販売を行う大手企業の一つである村上農園の求人情報。同社では機能性野菜のブロッコリースーパースプラウトは、完全人工光型植物工場にて生産しています。以下…

東京メトロによる植物工場施設がJGAP認証を取得

完全人工光型植物工場は養液栽培を基本とするため、有機認証の取得は現実的に難しい(=不可能の近い)が、JGAP認証の取得は可能である。過去にも複数の取得事例があり、今回もその一つとなる。

植物工場によるトマト生産のカゴメが100億円市場のベビーリーフ商品の本格販売へ

カゴメでは太陽光利用型植物工場にて、生鮮野菜であるトマト商品の生産・販売を行っているが、近年ではベビーリーフ商 品の販売も行っている。

植物工場プラントメーカーの日本ディスプレイセンターがウェブサイトをリニューアル

植物工場設備26ヶ所の実績をもつ株式会社日本ディスプレイセンター(JDC)ではウェブサイトをリニューアルするとともに、同社が独自開発する栽培資材などの販売も開始する。同社は1974年に設立し、商業施設や展示施設の企画・設計・製作・施工などを手がけ…

大型自動車運搬船にも植物工場が導入

長期滞在する船・宇宙ステーションなど閉鎖空間内での植物工場の開発が盛んに行われているようです。今後はマグロ漁船や大型旅客船のような船にも植物工場が導入されるのではないでしょうか?

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